あかねさん
あかねさん
Berachain(ベラチェーン)の独自通貨であるBERAですが、2025年2月にメインネットがローンチされ、大手取引所に上場したことで一気に注目を集めました。
新しいプロジェクトだけに将来性に期待する投資家も多い一方で、国内の取引所では取り扱いがないためどうやって買えばいいのか悩んでいる方も少なくありません。
そこで本記事では、仮想通貨取引所でBERAを購入する方法やBERAへの投資戦略・リスク管理について分かりやすく解説します。
さらに、上場時のキャンペーンなども活用してお得に入手するコツも紹介します。
- BERAはDeFi特化の新興L1ブロックチェーン「Berachain」のネイティブ通貨
- 国内仮想通貨取引所では未上場のため、海外仮想通貨取引所で購入する必要がある
- 2025年2月の上場直後に一時価格高騰後、大幅下落するなどボラティリティが極めて高い
- BERA購入にはまず国内取引所でBTC等を用意し、海外取引所に送金して交換する方法が一般的
- BERAを買うならBybitやMEXCなどの海外取引所の利用がおすすめ
BERA(Berachain)を購入できる仮想通貨取引所
BERAは現在、日本国内の取引所では購入できませんが、海外では複数の大手取引所に上場しています。代表的な対応取引所は次のとおりです。
- Bybit(バイビット)
- MEXC
Bybit(バイビット)
シンガポール発祥で現在は本社をドバイに置く大手仮想通貨取引所Bybitは、BERAを上場直後から取り扱っています。
Bybitは日本語対応が充実しており、国内ユーザーにも人気の取引所です。
また、最大100倍のレバレッジ取引が可能なことで知られるように、現物だけでなく先物取引などサービスが豊富なのも特徴です。
Bybit | ||
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取引コスト | 現物:一律0.1% | |
入出金コスト | 入金 | 無料 |
出金 | 0.0005BTC | |
取扱銘柄数 | 200種類以上 | |
レバレッジ | 最大100倍 | |
会社名 | Bybit Fintech Limited |
MEXC(エムイーエックスシー)
MEXCはシンガポールやセーシェルに拠点を置く世界的な仮想通貨取引所で、新規アルトコインの上場数が非常に多いことで有名です。
BERAもバイナンスやBybitと同じ2月6日にMEXCに上場しました。
取引手数料はメーカー0%、テイカー0.05%と格安で、マイナーな銘柄まで含め取扱銘柄は1,000種類以上と業界トップクラスです。
先物取引にも対応しており、一部ペアでは最大200倍のレバレッジを提供するなどアクティブトレーダーにも人気です。日本語表示にも対応しているため、日本人にとっても使いやすいでしょう。
MEXC | ||
---|---|---|
取引コスト | メーカー0%、テイカー0.05% | |
入出金コスト | 入金 | 無料 |
出金 | 0.0005BTC | |
取扱銘柄数 | 1000種類以上 | |
レバレッジ | 最大125倍 | |
会社名 | MEXC Global Ltd. |
海外取引所への送金にはコインチェックがおすすめ
BERAを購入したい場合、まず日本の仮想通貨取引所であるコインチェックなどでビットコインやイーサリアムを用意すると良いでしょう。
コインチェックなら売買手数料が一切かからないため、他所の業者よりも安く仮想通貨を購入することができます。
残念ながら2025年2月現在、コインチェックを含む国内取引所でBERAそのものの販売は行っていません。
そのため、国内で仮想通貨(BTCなど)を購入し、海外取引所へ送金してBERAに交換する方法を取る必要があります。
コインチェック | ||
---|---|---|
取引コスト | 無料 | |
入出金コスト | 入金 | 無料 |
出金 | 400円(日本円出金時) | |
取扱銘柄数 | 20種類以上 | |
レバレッジ | なし | |
会社名 | コインチェック株式会社 |
以上のように、BERAは主に海外取引所で購入可能です。
特にBybitやMEXCであれば日本語サポートもあり初心者でも利用しやすいでしょう。
BERAの購入手順をステップごとに解説
上記でご紹介した仮想通貨取引所を使ってBERAを購入する具体的な手順を確認してみます。
ここでは例として「コインチェック+Bybit」を利用した方法を紹介します。
コインチェックとBybitに口座を開設してBERAを購入するやり方を順を追って説明します。
日本円しか持っていない場合でも、以上の方法なら国内取引所でビットコインを経由してBERAを手に入れることが可能です。
すでにBTCやUSDTなど他の暗号資産をお持ちであれば、それらを直接BybitやMEXCに入金し、BERAに交換することもできます。
BERA(ベラチェーン)とは?プロジェクト概要と特徴
DeFi(分散型金融)特化型の新興レイヤー1ブロックチェーンであるBerachainは、NFTコミュニティ「Bong Bears」から誕生した異色の経歴を持ちます。
匿名開発者のPapa Bear氏・Smokey the Bera氏らによって2021年8月にコミュニティ主導で立ち上げられ、2024年にテストネットを公開。
わずか7日間で100万ユーザーを集めたことで話題になりました。
そして2025年2月6日に満を持してメインネットがローンチされ、ネイティブトークンとして発行されたのがBERAです。
Polychain CapitalやShima Capitalといった大手VCから総額4,200万ドルの資金調達を行っており、将来有望なプロジェクトとして注目されています。
BERAの基本データは以下の表のとおりです。
BERAの基本データ | |
---|---|
現在価格(JPY) | 約1,000円 |
時価総額 | 約320億円(※概算) |
総供給量 | 約1億1,000万 BERA |
コンセンサス方式 | Proof of Liquidity(PoL) |
トークンモデル | 3トークン(BERA/BGT/HONEY) |
メインネット開始 | 2025年2月6日 |
Berachainには他のブロックチェーンにはない独自の特徴がいくつもあります。主なポイントは次のとおりです。
- Ethereum仮想マシン(EVM)完全互換の高性能なレイヤー1チェーンで、DeFiに特化している
- 独自のProof-of-Liquidity(PoL)コンセンサスを採用し、ステーキングしながら流動性提供が可能
- BERA(ガス用)・BGT(ガバナンス)・HONEY(安定通貨)の3種類のトークンでエコシステムを構築
- テストネットで爆発的人気(7日で100万ユーザー達成)を記録し、Polychain Capitalなど大手VCも出資する注目プロジェクト
- 新規上場直後で価格変動が激しく、短期間で半値近く下落するなどボラティリティが極めて高い
上記のように、技術面では革新的なPoLによる資産活用や3トークンモデルなどが挙げられ、コミュニティの支持と資金面での後ろ盾も強力です。
一方で、ローンチ直後ということもあり価格の上下動が大きく、投機的な動きにも注意が必要です。
実際、BERAは上場時に15ドル近くまで高騰した後、数日で8ドル前後まで急落しています(初値比で約50%下落)。
このような値動きの荒さは、新興プロジェクトならではの特徴と言えるでしょう。
BERAに投資するメリット
BERAに将来性を感じて投資することには、どのようなメリットがあるでしょうか。主な利点をまとめると次のとおりです。
- 将来ネットワーク需要が拡大すれば価格高騰による大きなリターンが期待できる
- ステーキングやDeFi運用で報酬を得られる可能性がある
- 有望な新興プロジェクトに早期参加し革新的なエコシステムの成長に携われる
- 上場時のキャンペーンなどを活用すれば追加のトークン報酬を獲得できる
高騰による大きなキャピタルゲインの可能性
BERAは発行直後の銘柄であり、今後Berachain上で多くのDeFiプロトコルが展開され利用者が増えれば、需要増加に伴って価格が大きく上昇する可能性があります。
実際、上場直後に一時時価総額が数百億円規模に達したように、早期に参入することで高いキャピタルゲイン(売却益)を得られるチャンスがあります。
主要レイヤー1トークン(ETHやBNBなど)のように、今後数十倍以上に成長するポテンシャルがゼロではない点は大きな魅力です。
もちろん、高いリターンが望める分価格が急落するリスクも常に伴います。
短期間で倍以上に上がる可能性がある一方で、逆に半分以下に急落する可能性もあります。
投資の際は余裕資金で行い、リスク管理を怠らないようにしましょう。
ステーキングやDeFiでの収益獲得
BERAを保有することで、ネットワークのステーキング報酬やDeFiプラットフォーム上での利回り獲得が期待できます。
BerachainはPoL(流動性の証明)という仕組みを採用しており、単にトークンをロックしてバリデーターに預けるだけでなく、ステーキング資産を担保にDeFiプロトコルで運用することも可能になるとされています。
今後、BERAを保有しているとガバナンストークンのBGTを獲得できたり、HONEYと呼ばれるステーブルコインを発行して運用できる仕組みも整う見込みです。
これにより、長期保有しながら追加の収益を得るといったインカムゲイン戦略も取れるでしょう。
新たなエコシステムの成長に早期から参加できる
将来有望と言われるプロジェクトに初期から関与できる点も見逃せません。
BERAを購入しておくことで、Berachainエコシステムの初期メンバーの一人として、その発展を享受できます。
例えば、今後Berachain上で人気のDAppsやサービスが誕生すれば、ガス代として使われるBERAの需要が増え価値向上に繋がりますし、プロジェクトのコミュニティ活動(投票や提案など)に参加して影響力を行使することも可能です。
革新的なブロックチェーンの成長を支えつつ、自らも利益を得られる点は、大きな魅力と言えるでしょう。
キャンペーンを活用してお得にトークン獲得
BERAは上場時に複数の取引所で記念キャンペーンが開催されたことも注目されました。
例えばMEXCでは、新規ユーザー向けに「BERA入金&取引で最大4BERAプレゼント」という大型エアドロップ企画が実施され、他にも既存ユーザー向けの取引コンテストや先物チャレンジで報酬が用意されました。
またBitgetでも上場記念でBERA入金者に対する抽選エアドロップや、新規口座開設者がタスクをこなすとBERAがもらえるキャンペーンが行われています。
このように、上場直後は各取引所のイベントを活用することで通常より有利にトークンを入手できるチャンスがあります。
今後も有望プロジェクトが上場する際には、公式発表や取引所のアナウンスをチェックしてキャンペーンに積極的に参加すると良いでしょう。
BERAに投資するデメリット・注意すべきリスク
一方で、BERAへの投資にはいくつか注意すべきリスクやデメリットも存在します。主なポイントは以下のとおりです。
- 価格変動が激しく短期的に大きな損失を被る可能性がある
- プロジェクトが期待どおりに成長しない失敗リスクがある
- 国内で未上場のため入手に手間がかかり、自己責任も求められる
激しいボラティリティによる価格下落リスク
前述のとおり、BERAは上場直後に価格が半分近くまで急落しており、そのボラティリティ(変動の激しさ)の高さには注意が必要です。
新興コインは投機的な売買が集中しやすく、わずか数日で価値が大きく上下することも珍しくありません。
実際、BERAの24時間出来高は初日で数千億円規模に達し、短期トレーダーによる激しい売買が行われました。
タイミングを誤れば大きな含み損を抱えるリスクがあるため、短期売買を狙う場合は損切りラインを明確に決めておく、長期保有の場合でも暴落しても耐えられる範囲の資金で行う、といったリスク管理が欠かせません。
プロジェクト不調・競合による価値低下の可能性
Berachain自体が今後期待どおりに成長しなかった場合、BERAの価値も低迷する可能性があります。
いくら技術的に優れていても、DeFiユーザーの獲得競争は激しく、既存のイーサリアムや他の新興L1(例えばSolanaやAvalanche、最近話題のMantleなど)との競合に敗れるリスクもあります。
万一開発が滞ったり重大な不具合・ハッキング事件が起これば、投資家の信頼を失い価格が暴落する恐れもあります。
新規プロジェクトである以上、将来が不透明である点は常に念頭に置く必要があります。
過度に楽観視せず、公式ロードマップの進捗やコミュニティの動向を注視しましょう。
国内未上場による利便性・安全面の課題
BERAは日本国内での取扱いがなく、購入や売却には海外取引所の利用が不可欠です。
そのため、国内取引所と比べると口座開設や入出金に手間がかかったり、日本円に直接換金できない不便さがあります。
また、海外業者の利用は日本の金融当局の監督外となるため、トラブル発生時も基本的に自己責任となります。
幸い本記事で紹介したような大手取引所(BybitやMEXCなど)は実績もあり信頼性は比較的高いですが、資産管理やセキュリティ対策は各自で徹底することが重要です。
長期保有する場合は、可能であればメタマスクなど自分のウォレットにBERAを出金して安全に保管することも検討すると良いでしょう。
BERA(Berachain)の将来性と購入手順|まとめ
ここまでご紹介してきたように、BERA(Berachain)は将来有望なプロジェクトである一方、ハイリスク・ハイリターンの性質を持つ投資対象です。
国内取引所を経由した購入手順さえ踏めば日本からでも入手できますので、本記事の内容を参考にしつつ、くれぐれも慎重に検討してみてください。
新興コインへの投資では最新情報のチェックも欠かさず、チャンスとリスクを見極めながら賢く立ち回りましょう。